学校に行くと友達に心配され理由を話した。
友達も一生懸命あたしの話しを聞いて協力すると言ってくれた。

父さん、母さんあたし、大学に行った事後悔してないよ。おかげで、新しい道が開けそうだから。
あとね・・・、ごめんなさい。
素直にきちんと謝れないから心の中で勘弁してね。
あの頃は押し付けられて嫌々、両親のせいで大学行ってます。って気分だったけどそれは違ったんだよね。 本当に嫌で、専門に行きたかったのなら、自分自身でお金を貯めて、逆らってでも行けば良かったんだよね。 その勇気もやる気も無くて、親のせいだって言っていたのはただの甘え。駄々っ子と同じなんだよね。
あたし、これから本当に自分がやりたいこと見つけてみようと思う。 だからね、後もう一つ言わせてね。
どうも、ありがとう。

久しぶりにバイトの友達からメールが来た。
あたしが辞めてからずっと、店長は心配してくれていたらしい。
たった、一ヶ月しかいなくてすごい迷惑をかけたのに。

少しだけ肩の荷が下りた気がした。
あたしには沢山、助けてくれる人がいたこと、どうして気づかなかったんだろう。
今までのあたしは、きっと「助けてもらう」ではなく「甘える」だったから気がつかなかったんだろうな。
大事なのは助けてもらった後の自分の態度。依存するのではなく、そこから一歩成長すること。

まだまだ、不安もあるし未熟だけど、いつか大人になったときにこのときのことがあったから今のあたしがある。って思えるような人間になれればいい。
過去の自分は確かに元気で健康的で何でもやりたいようにこなせたかもしれない。
けど、こういう状態になってみて精神面で沢山学ぶことがあったことは確かだった。
今までは何事もなくそのまま大人になれると思ってたから。
けど、それじゃいけないって、そのままじゃ心が大人になれないよ。って自分自身が与えた試練。
神様はその人がこなせるから試練を与えるんだって誰かが言ってた。
だから、あたしもクリアできるはず。クリアできたときにはきっと一回りもふた周りも大きくなれてるんだろうって信じてる。挫けそうになったときは助けてくれる人たちがいる。
あとは、自分の心の声をきちんと聞くこと。無理してボロボロなのに歩き続けたらまた一人で歩けるようになるまで時間がかかってしまう。休むことが大事なのかもしれない。
過去の自分なんて関係ない。過去を変えていくように今が少しでも良くなるように努力していかなくちゃ。過去の自分が「未来の自分って凄いじゃん。」って驚いちゃうような、過去の自分と勝負しちゃうくらいで行かなくちゃ。
過去を引きずって「昔は良かったなぁ。」なんてこれからの自分に対して失礼。
いつまでも後ろ見ていたら前へ進めないよ。
まだ、あたしたちは旅の途中だから。
まだまだ、始まったばかりなの。
きっと、傷ついた分だけ強くなれるから、今はのんびり見守っていて。
あたしが本当のあたしになれるように。

               終わり
あとがき
「大人になる方法」如何でしたか?これは水城が体験したことを基に書きました。
やはり、心の問題なので人それぞれ思うところ、考えるところが違うと思います。
なのでこの話を読んでも納得できなかったりするところがあると思います。
この話を読んでこういう人もいるということを心の片隅にでも置いておいてもらえれば。と思います。
2006,2水城由羅