血は争えないよ、お宅さん
―オタクとは・・・特定の分野、物事にしか感心が無くそのことには異常に詳しいが、社会的な常識に欠けること―
とりあえず、社会的常識は欠けていないと思うけどうちの家族、あたし以外全員オタクです。
あたしは、織田桜。大学1年。桜という名前ですが10月生まれです。何故10月なのに桜かというと・・・言いたくないので止めます。あたしはいたってフツーの女の子です!!
「桜〜!この服どうかな?」
「あぁん?」
っつか、ノックぐらいしろよ!この服とか言ってるのはあたしの父さん。年齢不詳、童顔のコスプレイヤー。童顔なのであたしや兄弟達と「兄弟ですか?」とよく間違える。童顔で4人の子持ちなんて詐欺だ。
「桜ちゃん!原稿手伝って!」
目の下にクマをつくり駆け込んでくるのは母さん。同人作家である。しかも、売れっ子の。シャッターらしい。
母さんもかわいい顔をしている。元銀行員で札束さばきには目を見張る。父さんとの出会いはイベントらしい。
「桜、新しいゲームが届いた!」
だからなんだよ。黙っていれば超美男子。かっこよくてモテモテ。
最新ゲームを抱え目を輝かせやってきたのは、大学3年、兄貴の蓮(レン)。ゲーマー、特にギャルゲー。ウザサ満点。
「ウフフ〜、見てサクちゃん。」
出た。織田家一の暴風娘。妹の直(ナオ)高校3年生。BLオタ。母さんの書く本のファンでもあるらしい。
「サク姉!パーツが足りねぇ!」
慌てた様子でやってきたのは末っ子の弟・晄(キラ)高校1年生。ガンプラ(フィギュア)オタ。父さん似で黙ってればかわいいタイプだ。まぁ、男の子がかわいいといわれても嬉しくないだろうが。
「はぁ・・・あーもう、うぜぇ!!かってにてめぇらでやりやがれ!オレにいちいち報告して来るな!!」
こうして、奴らに叫ぶ。軽いイジメか嫌がらせだこの状況。
あたしは絶対こいつらみたいにはなんねぇ!!
NEXT(その1兄貴・蓮の場合)
お久しぶりです。ルーズリーフで書いててやたら評判の良かったオタク家族載せました。
小説読むのが駄目な友達にも評判良かったです(笑)タイトルがなかなか決まらず、友達の一人からは「オタク家族」というタイトルで呼ばれてました。これじゃあからさまだろって事で変えました。あまり変わってないかな?
楽しんでくだされば幸いです。
2006,6、水城由羅